
エッセイの書き方について整理してみました。
こんなテーマの内容です。
エッセイを書く時には、どんなことに配慮して書けばいいのか、そのポイントを整理しています。

文章のスタイルのひとつとして、
エッセイ
があります。
よく、文芸雑誌や週刊誌などに掲載がされている、
日常のことが、独自の視点や体験で綴られている文章
のことです。
だいたい、見開きページなので、2ページ分くらいの文字数のものが多いですね。
文字数に関しては、1200〜1800文字ほどが目安となります。
1分間でだいたい600文字読むとして、2~3分程度で読める文字数です。
ブログを書くのにも参考になるので、下記に、
エッセイの書き方
を整理、考察します。
エッセイとは、

エッセイの定義としては、いろんな解釈があると思いますが、概ね、
日常生活で体験したことをもとに、作者の観察眼を交えて表現したもの
と言えます。
また、その中には、読者にとって、
知識や情報
何かしら役に立つこと
心に残ること、心に浸みること
などが含まれていることが大切になります。
つまり、
読んだあとに、よかったと思う
ような内容であるべきと言えます。
日本では、古くから、
枕草子や、徒然草
などの名作がありますね。
ちなみに、好きなエッセイは、ちびまるこちゃんの作者のさくらももこさんのエッセイです、。
いつ読んでも、
なんだか、懐かしくて、共感ができ、視点がユニーク
と感心します。
さくらさんのエッセイの中で、たしか、さくらさんが中学生のころの作文を、国語の先生が、
「現代の徒然草だ」
と絶賛したことがことが書かれていました。
本人曰く、「単に、日常のことを書いただけなのに。。」ということですが、やはり、小さいころから文才があったんですね。
エッセイの書き方

エッセイを書く際の段取りとしては、概ね、
構成を考える
どんな雰囲気の文章にするのかを考える
本文を書く
推考する
となります。
ただ、
テクニカル的なものだけ整っていたとしても、読者に響く文章とはならない
という一面もあります。
やはり、
どうしても伝えたいことがある
あるいは、
自分の根本的な思想、考え方に基づいた内容
であることが軸となる要素と言えます。
借り物の言葉では、正直、薄っぺらなものになってしまいますし、そもそも、書く意味もありません。
ですので、本当に、
伝えたいこと
書きたいこと
が何かを考えることから始める必要があると言えます。
そうすることで、テクニックがなくても、相手にひびく文章となると言えます。
その上で、下記の手順を参考に進めていきます。
構成を考える
概ね、どんな構成で文章を組み立てていくのかを考えます。
長い文章の場合は、目次をつくると、整理しやすくなります。
また、エッセイ全体の組み立てとしては、
導入 ;これから述べる内容に触れ、自分の考えを簡潔に述べる
本文 ;自分の考えについて、理由や根拠、具体例を交えて述べる
まとめ ;内容をまとめ、結論を述べる
という流れで書いていきます。
どんな雰囲気の文章にするのかを考える
どんな雰囲気の文章にするのか、つまり、ちょっとくだけた感じの文章にするのか、若干、かための文章にするのも考えます。
主な読者層も想定して、文章の雰囲気を最初に想定しておきます。
本文を書く
身近にある題材がテーマになる場合が多いのですが、その際に、
自分の体験談に基づいた内容
や、それらを踏まえての、
独自の視点や考え方、価値観
で文章を書くことが、面白みや、説得力がある文章の要素といえます。
また、内容によっては、
意外性のある展開
や、
1行目を唐突な文章から始める
といったことも、読者を惹きつける要素となります。
また、話しの流れに、
落ちをつける
ということを意識すると、文章のまとまりが良くなります。
あるいは、
失敗ネタ
を記載することで、読者に共感を感じてもらうことになります。
また、タイトルのつけ方にも配慮します。
推考する
やはり、作った文章を推考して、読みやすいものに仕上げる工程は必要となります。
また、ブログに記載する際は、一定期間をおいて、リライトすると良いと言えます。
基本、
文章がわかりやすいものになっているか
という視点で確認することが大切といえます。
まとめ

エッセイの基本を理解したら、あとは、やはり、
ある程度の数を書く
というステップになります。
いわゆる、文章における「筋力」をつけるといったことです。
まずは、書いていかないと始まりませんからね。
時間とお金の余裕があれば、文章教室に行ってもいいかもしれませんが、まずは、自分で考えて書いていくことが大切なのでしょう。
いわゆる、自分軸をもってないと、改善のしようもありませんからね。
エッセイの構成を考えるときは、まずは、
書きたいことを、1行づつで書いて、全体の構成を整理する
という方法もいいかもです。
はじめに;1行でポイントを書く
本文1; 〃
本文2; 〃
本文3; 〃
おわりに; 〃
また、下記の公募ガイドのエッセイ関する記事も参考になります。
「経験を書く」と「経験で書く」の違い
や、
エッセイには、読者の「共感と感銘」が得られることが求められる
といった本質的なことに関して掘り下げて書かれています。
以上、エッセイの書き方についての考察でした。
