セミナー原稿の作り方

まえむきブログ

セミナー講師をするにあたって、
 原稿を作る段取り
を知りたい。

こんなテーマの内容です。

このページの内容

セミナー時の原稿や資料を作成する際の進め方について、忘備録的に記載しています。

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セミナーをするときに、どんな準備をすればいいのでしょうか?
まず最初に思いつくのが、
 パワポの資料
です。

その後に、その資料に沿って、
 話す内容(原稿)を整理、文章化する
といったところでしょうか。

社内のプレゼンの場合は、前提として、
 参加者の共通認識
がありますので、そういった準備でもなんとかなると言えます。

ただ、参加者がすべて、
 初めての方ばかり
の場合は、資料作成の前に、もう少し掘り下げて準備したほうが良いと言えます。

忘備録的に整理した内容を、下記に順に記載します。

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目次

セミナー原稿作成の進め方

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セミナー原稿を作成するにあたっては、概ね、下記の進め方が良いのではないかと考えます。

STEP
セミナーの目的の確認
STEP
全体の時間設計
STEP
伝えたいポイントの整理
STEP
プレゼン用資料の作成
STEP
原稿の作成
STEP
リハーサル

下記に順に説明します。

セミナーの目的の確認


セミナーを実施する目的に関しては、
 ・誰のためのセミナーなのか
 ・どんな結果を望んでいるのか

といったことを確認するということになります。

その目的に沿って、
 セミナーの内容
を組み立てていくということになります。

もちろん、伝えたいことを話すという側面もありますが、それが、相手の状況とのズレがあると、困ったことになってしまいます。

ですので、相手の状況にあわせて、伝えたい内容をまとめていくという流れになります。

伝えたいポイントの整理

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セミナーの中で、
 伝えたいポイント
を書きだして、箇条書きにしていきます。

実際、セミナー後に参加者の記憶に残っている「こと」は、せいぜい、3つ程度と言われています。
ですので、あまり詰め込みすぎても、消化不良になってしまいます。

ただ、伝えておきたことはたくさんありますので、まずは、それらを書き出して、その後に、それらのなかから、必要に応じて絞り込んでいくということになります。

その数に関しては、セミナーの時間にもよります。

セミナーの時間配分も考えて、全体の構成をチェックする

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ここでは、
 1時間のセミナー
ということで考えてみましょう。

その場合、全体設計として、
 ・50分の説明
 ・10分前後の質疑応答

といったところでしょうか。
場合によっては、その後の個別相談を受け付けるとします。

※その場合、会場自体は、事前準備をいれて、3時間程度おさえておけばいいでしょう。

1時間のセミナーとした場合、どれくいらいの
 ポイント
を伝えればいいのでしょうか。

仮に、
 5つのポイント
を話すとしましょう。

そのうち、
 3つのポイントを覚えてもらえればOK
とします。

5つのポイントを50分で話すとなると、
 1つのポイントにつき、10分
となります。

10分の話しを、5つセットするという考えかたになります。

「1時間のセミナー」と考えると、結構、大変ですが、
 10分の話しの組み合わせ
と考えると、ちょっと、気持ちが楽になります。

パワポの資料作成

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パワポの資料に関しては、そもそも、
 パワポの資料は、必須なのか?
という問題があります。

実際、パワポ資料がなくても、セミナーができます。

というか、重要なのは、
 セミナーの目的が果たせるかどうか
ということになります。

セミナーの目的である、
 〇〇を理解してもらえる
ということができそうなら、
 その場でホワイトボードなどに板書する
あるいは、
 ペラ一枚の紙を配る
という方法でもいいわけです。

つまり、ある意味
 資料が無い状態
でも、セミナーの目的が達せられるということになります。

ただ、現実問題、しゃべりによほど自信があるひとを除いて、
 パワポ資料を映して説明する
ほうが、
 セミナーを進めやすい
と言えます。

私もそうしています。(しゃべりの達人でもありませんので。。)

ここでの注意点としては、
 パワポ資料は、あくまで、補佐的なもの
であるということです。

つまり、パワポ資料を作成にかける手間は、ある程度の範囲にとどめて、それより、
 原稿

 リハーサル
に手間をかけることのほうが重要度が高いということです。

パワポ資料について

パワポ資料に関しては、どのような手順で作成すればいいのでしょうか。

基本的には、
 伝えたいポイントごと
に作っていきます。

例えば、10分の説明で、どれくらいの枚数が必要なのかの目安については、
 概ね、3枚程度
と言えます。

つまり、
 1枚のページで、3分前後の説明をする
というイメージです。

パワポ資料自体には、あまり、文字を詰め込むのではなく、
 あくまで、そのパートで説明する要点
だけを記載することにします。

文字を詰め込みすぎても、正直、
 スクリーン上の細かい文字
は読めませんので、意味がないと言えます。

そこで伝えるべき事項を、わかりやすく記載するということが大切と言えます。

また、本論の入る前の、
 質問のページをつくっておく
ということもあります。

質問をすることで、参加者の関心を高めるということになります。
全体の進め方を考えるなかで検討してもよいでしょう。

やめて欲しいパワポ資料(参加者の視点で)

いままでセミナーなどに参加して、正直、
 やめて欲しい
と思ったパワポ資料として、下記があります。

細かい字が多い資料

スクリーンが大きくても、細かい字は、読めませんし、読む気がしません。
多分、どこかの資料を転用している場合が多いのでしょうが、正直、手を抜いている感があります。

使い古されたようなイラストと派手なフォント

たまに、オフィスの無料素材でよく見るイラストと、派手なフォントのパワポ資料でプレゼンしている人を見ます。
ある程度のセミナー経験がありそうな人が、このような資料を使っていると、
 ちょっと残念な気分
になります。

それなら、
 大きめの文字だけ
の資料のほうが、まだ良いように感じます。

実際、ネット上には、
 パワポのテンプレート
もスマートなものがいくつもありますし、また、
 イラスト素材
も、無料のものもあります。
すくなくとも、そういったものを使って欲しいところです。

下記サイト参照(イラスト素材)▼

無料イラスト素材【イラストAC】

原稿の作成

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パワポ1ページにつき、概ね、
 3分前後
の原稿を作ることになります。

なかには、原稿なしで話せる人もいるかもしれませんが、実際のところ、
 いきなり原稿なし
は、無謀と言えます。

ある程度、慣れてくればできるのかもしれませんが、普通は、まず無理です。

また、通常、1時間のセミナーの場合、
 その何倍もの準備
が必要です。

初めてのセミナーの場合は、なおさらです。

しっかり準備しておくことが大切ですし、その為にも、
 原稿の作成
は最重要事項と言えます。

では、どれくらいの量の原稿を準備すれば良いのでしょうか。

目安としては、
 1分間に300文字程度
となります。

ですので、パワポの1ページを3分とすると、1ページあたり、
 約900文字
となります。

ですので、ひとつのパートを10分とすると、
 約3,000文字前後
となります。

10分のパートが5つありますので、結果、
 15,000文字
となります。

この原稿の準備を、時間をかけてしっかり行うということになります。

セミナーのリハーサルにつて

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原稿の準備ができたら、リハーサルを行います。
リハーサルなしで、ぶっつけ本番は、かなり危険です。

やはり、本番と同じ時間配分で、予行演習をすることで、自信をもって本番に臨むことができると言えます。

リハーサルの注意点としては、

リハーサルの注意点としては、
・原稿の棒読みなならないようにすること
・話しながら、詰まったり、内容が不十分だと気付いたことを改善すること
・リハーサルは、複数行うこと

などがあります。

また、全体の流れとして、
 最初の自己紹介
は、しっかりと行うことも重要になります。

やはり、参加者も、講師がどんな人なのかを知っているのと知らないのでは、聞く姿勢も変わってきます。

さいごに

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話し方の書籍を読むと、
 笑いを誘うネタ
があると良いと書いているケースがあります。

確かに、笑ってもらえると、その場の雰囲気も和みますし、良いのですが、
 なかなかハードルが高い
と言えます。

笑いをとろうとして、逆に、
 寒くなるような場合
もあります。

それでも、日ごろから、
 セミナーで笑いのネタになりそうな話し
を集めておくとよいのかもしれません。

以上、セミナー原稿の作り方についてでした。

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