FXの時間帯ごとの特徴と注意点

こんなテーマの内容です。

FXの時間帯ごとの特徴と注意点

FXの取引時間について、基本的な部分を整理します。
時間あるいは、時間帯による値動きの特徴がありますので、それらをおさえておくことが大切と言えます。

取引時間

取引時間としては、基本、
　東京時間
　ロンドン時間
　ニューヨーク時間
があります。

また、ロンドン時間、ニューヨークには、夏時間、冬時間があります。
各時間（主な取引時間）は、下記の通りです。

FXは、２４時間取引ができますが、
　メインとなる時間帯
は、それぞれの国の「株式市場の取引時間」の影響を受けることになります。

主な取引時間▼
　（「株式市場の取引時間」の影響を受けて値動きが大きくなりやすい時間帯）

日本　 　；9時－15時

ロンドン；日本時間
　　　　　　夏時間　3－11月；16:00～0:30
　　　　　　冬時間　11－3月；17:00～1:30　　　　　
　　　　　（現地時間　8:00～16:30）

NY　　　；日本時間
　　　　　　夏時間　3－11月；22:30～5:00
　　　　　　冬時間　11－3月；23:30～6:00
　　　　　（現地時間　9:30～16:00）

夏時間は、3月の第２日曜日～11月の第1日曜日。
それ以外が冬時間となります。

時間帯ごとの特徴

ロンドン市場

ロンドン市場のメインの時間帯は、16:00～0:30（夏時間）です。

ロンドンのアーリー勢は、15:00ごろから参入していきますが、
　東京市場の逆の動き
をしたり、あるいは、
　一時的な逆の動き
をしたりすることがあります。

いずれにしても、東京市場のトレンドとは、異なる動きとなりますので、注意が必要です。

NY市場

NY市場は、22:30～5:00（夏時間）がよく動く時間帯です。
市場自体は、21:00～6:00となっており、開始直後の21時以降は、ロンドン市場と重なることもあり、取引量も多くなってきます。

東京市場と比べて、値動きの幅が大きくなる為、取引手法もそれにあったスタイルにする必要があります。
また、値動きが大きい分、エントリー時の思惑と逆に動いた際のリスクを大きくなります。

その他の注意点

9:55；東京仲値の時間

国内の金融機関が、外国為替取引をする際の基準となるレートを設定する時間です。
実際は、米ドル/円の仲値は日本時間９時55分に決まり、10時頃にレートが公表されるしくみとなっています。

一般的に、東京仲値の時間には、
　　ドルが上昇する傾向にある
と言われています。

これは、輸入企業が、海外の商品を購入する為に、金融機関を通じて、
　米ドル買い、円売り注文
を行う為と言われています。

ちなみに、輸出企業は、この逆になりますが、輸出企業は、比較的大手の企業が多く、為替取引に関しても大口の取引となり、特に仲値に限らず取引を行う傾向にあります。

ですので、仲値に関しては、結果、輸入企業の米ドル買い、円売り注文の影響で、ドルが上昇する傾向にあると言われており、特に、取引が多い、
　　5，10日
には注意すべきというのが通説になっています。

しかしながら、実際には、仲値でドルが上昇する割合は、
　半々の確率
というデータもでています。

ただ、週末の金曜日は、ドルが上昇する割合が多少高いという傾向があるようです。

23:00；ロンドンフィックス

ロンドン版仲値と呼ばれる時間です。
テクニカルに関係ない動きをする場合があるので、注意が必要です。
特に、月末は、値動きが荒れやすい傾向にあると言われています。

まとめ

取引時間による特徴を把握することで、
　取引のスタイルをその特徴にあわせること
や、注意すべき時間帯を把握することで、
　リスクを軽減すること
ができます。

自分自身で十分対応ができているかというと、ほとんどできていないのですが、上記の点を認識する意味で、整理しました。

参考となるYoutubeは、こちら▼

特に注意すべき時間は、
　夏時間；18時台（18時、18時30分）
　冬時間；19時台（19時、19時30分）
との解説があります。

（参考）○○時に逆張りで高勝率ドル円トレードが実現！?欧州市場FXブレイク戦略▼